UEFAヨーロッパリーグも開幕!予選はプレーオフへ
セビージャの3連覇で幕を閉じたUEFAヨーロッパリー決勝から約1ヵ月。チャンピオンズリーグと同様に、たった1枠のCL出場枠を賭けた戦いが始まりました。
今季EL決勝の会場となる、フレンズ・アレーナ(ソルナ/スウェーデン)
【既にグループステージ進出が決まっているチームは?】
昨季の各国カップ戦やリーグ戦の結果に基づき、以下クラブは既にELグループステージの進出が決まっています。
《スペイン》2クラブ
セルタ(リーガ・エスパニョーラ6位)
《イングランド》2クラブ
《ドイツ》2クラブ
《イタリア》2クラブ
インテル(セリエA4位)
フィオレンティーナ(セリエA5位)
《フランス》1クラブ
ニース(リーグ・アン4位)
《ポルトガル》1クラブ
ブラガ(タッサ・デ・ポルトガル優勝)
《オランダ》1クラブ
フェイエノールト(KNVBベーカー優勝)
《ロシア》1クラブ
ゼニト(ロシアカップ優勝)
《ウクライナ》1クラブ
※3位のドニプロがFinancial FairPlay違反により、繰り上げ出場
《ベルギー》1クラブ
スタンダール・リエージュ(ベルギーカップ優勝)
《トルコ》1クラブ
イスタンブール・バシャクシェヒル(シュペル・リグ3位)
※テュルキエ・クパス優勝のガラタサライがFinancial FairPlay違反により、繰り上げ出場
《スイス》1クラブ
チューリッヒ(スイスカップ優勝)
【予選1回戦】
2016年6月28日に開幕し、同日および6月30日に第1戦、2016年7月5・6・7日に第2戦が行われました。96クラブが対戦し、48クラブが2回戦へと進みました。因みに田中亜土夢選手が所属するHJKヘルシンキ(フィンランド)はアトランタス(リトアニア)相手に2試合合計3-1として、2回戦に進んでいます。
今季もチームの主軸として大活躍、田中亜土夢(HJKヘルシンキ/フィンランド)
【予選2回戦】
第1戦が2016年7月14日に、第2戦が2016年7月20・21日に行われました。予選1回戦を勝ち上がった48クラブに、予選2回戦から出場する18クラブを合わせた66クラブで争われ、33クラブが予選3回戦へと進みました。田中亜土夢が所属するHJKヘルシンキ(フィンランド)は、第2戦に本人によるゴールが決勝点となり、ベロエ・スタラ・ザゴラ(ブルガリア)相手に2試合合計2-1として、3回戦に進んでいます。
昨季のEL予選でドルトムント(ドイツ)を苦しめたオッド(ノルウェー)については、延長戦の末、2試合合計4-3でPASヤニナ(ギリシャ)に敗れ、姿を消しています。注目の若手FWラフィク・ゼフニニは無得点に終わりました。
【予選3回戦】
FWドメニコ・ベラルディを中心に、サッスオーロ(イタリア)はELで旋風を巻き起こせるか?
第1戦が2016年7月28日に、第2戦が2016年8月3・4日に行われました。予選2回戦を勝ち上がった33クラブに、予選2回戦から出場する25クラブを合わせた58クラブで争われ、29クラブが予選プレーオフへと進みました。
田中亜土夢が所属するHJKヘルシンキ(フィンランド)はイエテボリ(スウェーデン)に2試合合計2-3で敗れ、姿を消してしまいました。また和久井秀俊が所属すJKノーメ・カリュ(エストニア)はオスマンルスポル(トルコ)に2試合合計0-3で敗れ、CL3回戦からELプレーオフに回った瀬戸貴幸所属のアストラ(ルーマニア)が、唯一日本人選手が所属するクラブとして残っています。そのアストラですが、プレーオフではウエストハム(イングランド)という、非常に厳しい相手との対戦となってしまいました。
その他注目カードとしては、昨季CLで初の勝ち点を挙げたアスタナ(カザフスタン)がBATEボリゾフ(ベラルーシ)と対戦、CL出場を絶たれたシャフタール・ドネツク(ウクライナ)はイスタンブール・バシャクシェヒル(トルコ)と対戦します。
初のELの舞台となったサッスオーロ(イタリア)ですが、昨季の主力がほぼそのまま残り、予選3回戦をルツェルン(スイス)相手に2試合合計4-1で危なげなく勝利。プレーオフではクロアチアの古豪レッドスター・ベオグラードとの対戦となりました。
プレーオフは予選を勝ち上がった29クラブとCL予選3回戦敗退の15クラブ、合計44クラブでの対戦となり、22クラブがグループステージへと進みます。注目のプレーオフは、第1戦が2016年8月18日に、第2戦が2016年8月25日に行われる予定です。